あなたはお子さんに家事を教えていますか？
私は３人の子供達に家事を教えています。
教えた事で私はメリットを感じています。
家事を教えようと思ったきっかけは実は私自身にあります。
私は実家にいた頃は、母に洗濯と掃除以外は全て任せっきりで過ごしてきました。
そして、変わる事なく大人になり、縁があり結婚をしました。
嬉しいはずなのに私はとても困ったのです。
なぜなら、私が実家でしていたのは洗濯と掃除だけだったからです。
料理は、恥ずかしい事なのですが学校の調理実習しかやった事がありませんでした。
小さい頃に、母に「私もやりたい」と言ったのですが「もしケガして跡が残ったらどうするの？」と３姉弟妹なのですが父も母も私に対しては初めての子供という事で過保護だったのです。
そんな私を見て「本当にできないのか？」と主人は驚きと同時に呆れていました。
主人のその姿を見て私はショックを受けたのと同時に悲しくなりました。
家事を頑張ってできるようになろうと思った矢先に一番上の子供を妊娠。
もう私の頭の中は「どうしよう」とぐるぐると回っていたのを今でもよく覚えています。
料理を書店で料理本を買ったり義母に教わって勉強しました。
主人も少し料理ができたので主人にも教わったりしました。
そして、一番上の子供が産まれるまでには何とか自分で料理をする事ができるようになりました。
こんな事があったので私は自分の子供に同じ経験をさせたくないと思い、家事を教えてやらせる事にしました。
その結果、将来一人暮らしや結婚しても困らないくらいになりました。
料理
私が子供の頃は、女性ができないと困っていましたが、今は男性も料理ができないと困る時代になりました。
一番上の子供が４歳、真ん中の子が０歳の時の事です。
いつも通りに料理をしていると、一番上の子供がキッチンにやってきたのです。
「もしかして何か教えにきてくれたのかな？」
私はそう思っていました。
そう思って聞くと違うのです。
何と「私もママと一緒に料理やりたい！」と言ってきたのです。
翌日もその翌日も。
主人にその事を話すと「やらせてみようか。」という事で子供用の包丁を準備しました。
きちんと説明をして、一番上の子供に包丁で野菜を切らせました。
そして、大丈夫だなって思ったら少しずつ簡単な料理から教えていきました。
真ん中の子供、そして末っ子も大きくなり、料理をしている一番上の子供を見て「自分もやりたい。」と言い始めたのです。
私は驚きつつも一番上の子供の時と同じように最初は簡単な事から教えていきました。
洗濯・掃除
当たり前ですが私が全てやっていました。
そうすると、料理の時と同じように一番上の子供がやってきて「ママ、私もやりたい！」と言ってきたのです。
「本当に私がやっている事をやりたいんだな。」と思った私はまず洗濯物をたたむ事から教えました。
最初はもちろんぐちゃぐちゃです。
叱らずに「〇〇上手だね。」と言いました。
どんどん上手にたためるようになっていきました。
次は、洗濯物を干したいと言いました。
主人に話すと、実家にある使っていない台を持ってきてくれました。
その台に乗って、私がやり方を１つずつ教えながら一緒にやっていきました。
小学生に上がると今度は洗濯機を自分で回してみたいと言いました。
台に乗って私は「このボタン押して。」と指をさしながら、押してもらう形にしました。
掃除は最初ほうきとちりとりで玄関・玄関周りと食事後の台拭きを教えました。
そしていつの間にか掃除機を使えるようになり部屋を掃除していました。
どうやら主人が教えたようです。
きちんと隅々までやっていました。
そんな一番上の子供を見て、真ん中の子供と末っ子も「自分もやりたい。」と言ったので最初は教えながら一緒にやりました。
家事を教えた事で現在の３人は？
私や主人の帰りが遅い日や体調が悪い日は一番上の子供を筆頭に３人で手分けをして家事をしてくれています。
一番上の子供と真ん中の子供は、色々な料理を作れるようになり私の代わりに作ってくれたりもします。
味もとても美味しくて「どこで覚えてきたの？」と私と主人は驚きの連続です。
末っ子も「今度教えて！」と上２人の子供にせがむほどです。
末っ子も小学生になったので、教えようとしたら「もうできるよ。」と満面の笑み。
どうやら上２人の子供が末っ子に教えたようです。
最後に
子供達に家事を教えたきっかけと実際にやらせてみて、現在の３人の様子について書きました。
メリットはとても大きいと私は感じています。
家事を教えるのも大変だし、失敗もたくさんありました。
でもやる気になっている３人を叱らずに誉める事を大切にして向き合ってきました。
なぜなら、叱ったらせっかくやる気になっている気持ちがなくなってしまうからです。
現在の３人なら、将来一人暮らしもしくは結婚しても私みたいな経験をせずに済むので安心しています。
これで主人と老後生活を楽しむ事ができます。