1歳の赤ちゃんが機嫌が悪く泣いてどうしようもなくなってしまうと「こっちが泣きたいわ!」となってしまいますよね。
私も娘が1歳近くなった時に急に機嫌が悪くなってギャン泣きしてしまい困り果てて部屋の隅で真っ白になってしまうことが増えました…。
「この泣きようは癇癪なのか?」と思い対処法を調べて実践してみました!
ここでは癇癪についてと1歳児の機嫌が悪くなってしまう理由や対処法などを紹介します!
癇癪とは?
子供の癇癪とは叫び声を上げたり、泣いたり、手足をばたつかせたり、床を転がげ回ったり、物を投げ飛ばしたり、地団駄を踏んだりすることを指します。
スーパーなどで子供がお菓子やおもちゃを買ってほしくて床を転げまわったりしている姿を見たことある方もいるかと思います。
しかし、癇癪は単純な欲求だけではなく子供の内側で心が成長している証です。
精神面が発達することで感情が複雑になっていきますが、それをきちんと処理する経験がないので爆発してしまうんです。
泣いて騒いでなだめることもできない状態なので、パパママがイライラしてしまったり疲労から途方の暮れてしまう大変な状態です。
私もよく途方に暮れていました(苦笑
1歳児の機嫌が悪くなってしまう理由
1歳の子供が癇癪を起してしまう原因は以下の通りです。
言いたいことがうまく伝えられない
1歳の子供だと簡単な単語を話すことができる子もいるかと思いますが、語彙などまだまだ言葉が完璧にできません。
そうなると、思っていることや言いたいことがうまく伝えられずにイライラしてしまう癇癪に至ります。
やりたいことが思うようにできない
1歳の子供の身体はまだ未成熟で不器用です。
指先の動きが完璧ではなかったり、歩行が上手にできなかったり自分が思い描く動きができないことにイライラを感じて癇癪に至ります。
私の娘がこれで癇癪を起していました。
例えば、娘はまだ歩行ができないので思うように移動できないことに怒って大きな声を出して騒いだり、お風呂上りにタオルでくるんでいると動けないことにイライラして「ギャー――!」と奇声を発して暴れたりなどしてました。
やりたくないことがある
1歳になると自我が強く出てくる時期です。
今まではパパママのやることに流されていましたが、1歳になるとやりたいこととやりたくないことができます。
子供のやりたくないこと代表といえば歯磨きなどですね。
私の娘も歯磨きが苦手でやってくれる時とやってくれない時があります(汗
そして、まず自分でやりたがるので私や旦那が先に歯ブラシを口に入れようとすると嫌がって暴れてしまうことがありました。
欲求不満である
空腹や眠気などの欲求が満たされていないことも癇癪の原因となります。
1歳では自分でご飯を用意することはもちろん、1人で上手に眠ることができない子もいます。
お腹が空している、眠いのにうまく眠れないことなどが原因で癇癪を起してしまうことがあります。
癇癪を起してしまったときの対処法
子供が癇癪を起してしまったときの対処法を紹介します。
癇癪がおさまるまで見守ってあげる
1度癇癪を起してしまうと宥めても何をしても収まらない子もいます。
そうゆう時は思う存分泣かせてあげましょう。
子供自身もどうしたらいいのかわからなくなっていることが多いので、パパママの言葉では落ち着けない時があります。
なので、お家の中であれば安全な部屋に移して落ち着くまで泣かせてあげましょう。
お外で癇癪を起してしまった場合は人の少ないところやいないところへ移動して落ち着くのを待ってあげましょう。
お外で癇癪を起されてしまうと焦ってしまったりイライラしてしまうかもしれませんが、子供も感情の抑えが効かない状態なので、パパママは深呼吸をしたりなどして落ち着くように心がけてください。
子供の気持ちに寄り添う
子供の癇癪の原因でもお伝えした通り、子供は伝えたいことが伝わらない、やりたいことがうまくできないなどで癇癪を起してしまうことがあります。
子供の状況を見て、「これがやりたかったのかな?」「そうだね。〇〇したかったんだね」など子供の気持ちに寄り添ってあげてください。
感情を言葉にすることで子供は伝わったことに安心感を覚え、また感じている感情の整理の手伝いをすることができます。
私も娘が何をしたかったのかを状況から予想して、「こうしたかったんだね。ママと一緒にやろうか」と娘に寄り添うように心がけました。
そのかいあってか、最近では娘はなにかあると私の側に来てゆっくりですが何かを伝えようと頑張ろうとしてくれているのがわかってきました。
それに応えるために、私もゆっくり娘に付き合うようにしています!
他のことで気を反らしてあげる
欲求に対して代替案を出してあげることで癇癪が落ち着くことがあります。
たとえば、お菓子を欲しがって癇癪を起してしまった場合などにカートを押してもらうことを提案してやってもらったりなど、別のことをやってもらうなどが効果的です。
お気に入りのおもちゃがあるなら、それを持たせてあげたり好きなDVDを見せてあげたりも気を反らすことができる場合があります。
癇癪を起してしまった時のNGな対処
子供が癇癪を起してしまうとパパママはイライラしてしまうと思います。
私も娘が癇癪を起すと大きな泣き声に耳が痛くなり「いい加減にしろ!」と怒鳴りたくなってしまうことがありましたし、イライラを隠せずに冷たく当たってしまうこともありました。
しかし、この対応は子供はもちろんパパママにもよくありません。
癇癪を起したときに叱られてしまうと子供は自分の要求が伝わらないことにさらに不満を抱えて癇癪が悪化してしまう恐れがあります。
パパママも子供を強く叱ってしまった後は後悔してしまったりなど辛い気持ちになってしまいがちです。
なので、イライラが爆発してしまいそうになったら子供から少し距離を取りましょう。
別の部屋に移動して5分10分の休憩をして落ち着いてから改めて子供と向き合うようにするといいですよ!
また、癇癪を起したときにお菓子をあげたりなどの物で釣る行為もNGです。
物で釣ってしまうと子供は癇癪を起せばお菓子や新しいおもちゃを買ってもらえると間違った認識を持ち、些細なことで癇癪を起すようになってしまいます。
子供の将来やパパママのこれからのためにも物で釣るのは絶対にやめておきましょう。
親だけで対処しきれないときは病院へ
上記の対処法を試しても改善しない、癇癪が酷くなっていく場合は小児科や子育て支援センターに相談してみるといいアドバイスを貰うことができます。
また、酷い癇癪の中には発達障害が隠れている場合があるので以下の症状に心当たりがある方も1度相談してみるのをおすすめします。
- 光や音などの刺激に敏感
- 落ち着きがなく多動が見られる
- 融通が利かず、こだわりが強い
- 会話が成り立ちにくく、相手の気持ちを考えるのが苦手
- 相手の話を聞くのが苦手で、一方的に話がち
まとめ
- 癇癪とは大声を上げて泣いたり暴れたりなどしてしまう行動を指します!
- 1歳児が機嫌悪くなってしまうのは伝えたいことがうまく伝えれない、欲求不満などの理由があります!
- 子供が癇癪を起してしまった場合は落ち着くまで待ってあげたり、気持ちに寄り添うなどしてあげましょう!
- 癇癪を起してしまった時に叱ったり物で釣るのは癇癪の悪化に繋がります!
- 親だけで対処できないときは病院などの施設に相談して適切な指導を仰ぎましょう!
以上が、癇癪についてと1歳児の機嫌が悪くなってしまう理由や対処法などでした!
子供の癇癪に付き合うのは体力も精神力も必要な大変なことですが、癇癪は子供の成長の一部です。
楽しめるものではないですが、いつかは「癇癪が酷かったね」と笑える日が来ます。
あなたと子供の生活が少しでも快適になるように、この記事が参考になれば幸いです!