ステンレスを掃除するにはクエン酸を用いる方法があります。
クエン酸はレモンなどに含まれている酸性の成分で、アルカリ性の汚れを落とすことができます。
スーパーマーケットやドラッグストア、ホームセンターなど近くのお店でクエン酸を見つけることができます。
今回の記事では、クエン酸で落とすことができる汚れやその方法を紹介します。
ぜひステンレスを綺麗にしてみてください。
クエン酸で綺麗になるステンレスの汚れ
クエン酸は酸性の性質を持っています。
そのため、中和反応を起こして綺麗にできるのはアルカリ性の汚れです。
ステンレスにできやすいアルカリ性の汚れは、水垢や錆び、石鹸カスです。
これらの汚れはクエン酸で落とすことができます。
それぞれの汚れの出来方や特徴を説明していきます。
水垢の汚れ
水垢は水道水に含まれる水酸化カルシウムなどのミネラル成分が残っていることが原因です。
うろこ状でかつ白っぽい汚れであれば、水垢の可能性が高いです。
ステンレスの端や側面についていることが多いので、確認してみてください。
ステンレスのものを掃除した後にしっかり水気をふき取ることで防ぐことができます。
錆びの汚れ
錆びの汚れはステンレスにはできにくいと言われています。
しかし、ステンレスに傷ができていると、ステンレスのコーディングがはがれて、錆びができてしまうことがあります。
また、もらい錆びといって、もともと錆びのある金物や缶などをステンレスに放置していると錆びが移ることがあります。
錆びはできてしまうと取れにくいしつこい汚れなので、早めに綺麗にするようにしましょう。
石鹸カスの汚れ
石鹸カスの汚れは、白っぽい汚れです。
石鹸と水道水に含まれるミネラル成分が結合してしまうことでできます。
石鹸カスは長期間放置していると取れにくくなったり、ぬるぬるとした手触りになってしまったりするので、早めに対処しましょう。
ステンレスをクエン酸で掃除する方法
ステンレスをクエン酸で掃除する方法を紹介していきます。
汚れの程度に合わせた掃除方法を紹介します。
ご自身のステンレスの汚れの程度に合わせて掃除をしていきましょう。
簡単な汚れを落とす方法
簡単な汚れを落としたいときはスプレータイプのクエン酸で掃除するとよいでしょう。
まず、クエン酸と水、スプレーボトル、スポンジを用意しましょう。
クエン酸は粉末状でも液体状でも構いません。
掃除をする前にクエン酸のスプレーを作っていきます。
クエン酸小さじ1杯と水200mlを用意しましょう。
それらをスプレーボトルの中にいれて、スプレーボトルは完成です。
スプレーボトルができれば、汚れの箇所にかけていきます。
このとき、液体が垂れやすい場所であれば、キッチンペーパーをかけてからスプレーをかけるとよいでしょう。
キッチンペーパーがあれば、クエン酸を垂らすことなく、汚れにクエン酸を浸透させることができます。
その後、10~30分間放置します。
少し時間を待てば、スポンジで洗い流します。
洗い流すときにはクエン酸が残らないようにしっかり洗い流しましょう。
これでクエン酸でのステンレスの掃除は終了です。
しつこい汚れを落とす方法
クエン酸だけで汚れを落とすことが難しいしつこい汚れには、クエン酸と重曹を用います。
排水溝のパイプなどしつこい汚れのあるステンレスにはクエン酸と重曹、スポンジを用意しましょう。
まず、重曹を半カップほどたっぷりと汚れの箇所に振りかけます。
その後、お湯にクエン酸を溶かします。
このときの比率はお湯2Lに対してクエン酸大匙2杯です。
このクエン酸水を重曹をかけた上にかけます。
シュワシュワと発砲するのですが、その泡は二酸化炭素なので害はありません。
念のため喚起しながら掃除を行うことをお勧めします。
泡がでなくなれば、水で洗い流して終了です。
ステンレスをクエン酸で掃除する注意点
ステンレスをクエン酸で掃除をするときには、共用する掃除用具に気を付けましょう。
例えば、塩素系漂白剤とクエン酸を混ぜると有毒なガスが発生することがあります。
そのため、クエン酸を用いるときに他の掃除用具と混ぜる場合は十分に気を付けましょう。
また、クエン酸を用いる場合にどの金属かを見極めることが大事です。
ステンレス以外の金属やタイルなどにクエン酸を用いると錆びができたり、変色したりする可能性があります。
そのため、掃除をする前には掃除をする対象がクエン酸を用いてもよい素材かどうかを確認しましょう。
キッチン用具などの製品には、ステンレス製と他の金属が混ざっている可能性があります。
そういった金属であれば、クエン酸が合わない可能性があるので注意しましょう。
ステンレスをクエン酸でピカピカにしよう
いかがでしたか。
今回の記事ではクエン酸でステンレスを掃除する方法を紹介してきました。
ステンレスはキッチンやお風呂場など、家のあらゆる箇所に使われています。
ぜひこの機会に身近なところで手に入れられるクエン酸でステンレスのものを綺麗にしてみましょう。