ステンレスはキッチンや調理道具、お風呂などいろんな場所に使われていますよね。
ステンレスはサビができにくい加工が施されていて、便利です。
しかし、毎日使っていると汚れは溜まってくるものです。
綺麗な状態を保つためにステンレスの日常的な掃除方法と特別な掃除方法を紹介していきます。
ご自身のステンレスの状態に合わせて、掃除をしてみてください。
ステンレスを掃除する日頃の方法
まずは日頃からできるステンレスの掃除方法について紹介していきます。
日頃の掃除方法では、特別なことは要りません。
スポンジと中性洗剤を用いて、ステンレスの部分を全体的に綺麗にしていきます。
このとき、洗剤が残らないようにしっかりと洗い流していきます。
そして、1番重要なのは、洗い流したあとに乾拭きをすることです。
ステンレスにしつこい汚れを作る1番の原因は水分を残すことです。
そのため、掃除をした後に乾いた布巾などで水分をふき取ることが最も重要になります。
仮にお風呂場など全てのステンレスを拭くことが難しい場合は、いつも通りに掃除をした後、換気をしっかり行い、乾燥させましょう。
以上が日頃のステンレスの掃除方法です。
ステンレスを掃除する特別な方法
ステンレスにできてしまった汚れを落とす方法を紹介していきます。
今回は汚れの種類別に紹介していくので、ご自身のステンレスの状態を確認してから掃除に取り組んでください。
この特別な掃除方法は週に1度や、汚れができるたびに行っていくとよいでしょう。
水垢を掃除する方法
水垢の汚れはキッチンや鍋などに使われているステンレスにできやすいので、確認してみましょう。
水垢はアルカリ性の汚れなので、掃除用具には酸性のものを用いて、中和反応を起こさせます。
酸性のものでお勧めなのは、クエン酸です。
まず、スプレーの容器にクエン酸小さじ1に対して、水を200ml入れましょう。
そして、水垢の部分にキッチンペーパーを引き、その上からクエン酸水を吹きかけます。
その後、1~2時間待ち、キッチンペーパーを剥がします。
剥がした後は、スポンジでこすり、洗い流せば終了です。
終わった後は布巾などで水気をとり、しっかり乾燥させましょう。
石鹸カスを掃除する方法
石鹸カスはキッチンやお風呂にできやすい汚れです。
石鹸カスには重曹を用いることをお勧めします。
重曹は、粉末状のものでもスプレータイプでも構いません。
ご自身でスプレー容器に重曹を入れるのであれば、重曹小さじ1に対して水を100ml入れます。
粉末の重曹を用いてペースト状のものを作る場合は、重曹大さじ2杯に対して水を大さじ1と混ぜます。
小さな石鹸カスにはスプレー、しつこい汚れであればペーストというように分けて用いるとよいでしょう。
重曹を用いて掃除をするときには、まず汚れている箇所に重曹のスプレーもしくはペーストをかけます。
そして、少し時間をおき、汚れが浮いてきたときに拭き取りましょう。
重曹が残っていないことを確認し、乾燥させたら終わりです。
油汚れを掃除する方法
キッチンにできやすい汚れが油汚れです。
油汚れには、アルカリ性の洗剤が効果的です。
油汚れ専用の洗剤が売られていますが、アルカリ性の洗剤であれば問題ありません。
まず、油汚れの箇所にアルカリ性の洗剤をつけて、スポンジでこすります。
この際、手が荒れるかもしれないので、ゴム手袋をつけることをお勧めします。
そして、油汚れを落とすことができれば、水で洗い流します。
このとき、汚れが残らないようにしっかり洗い流しましょう。
最後に布巾などで水気を取れば終了です。
サビを掃除する方法
ステンレスはサビができにくい素材ですが、もらいサビなど何らかの形でサビができてしまうことがあります。
そんなときに用意するものは、重曹とメラニンスポンジです。
基本的には、石鹸カスを掃除する方法と変りません。
まず、重曹をスプレータイプでもペーストタイプでも構わないので、準備します。
そして、サビの箇所に重曹をかけて、メラニンスポンジでこすっていきます。
スポンジは普通のスポンジでも問題ないのですが、メラニンスポンジの方が研磨作用をもっており、サビを落としやすくなります。
サビを落とすことができれば、水で洗い流します。
もう1度サビができてしまってはいけないので、乾拭きをして乾燥させれば終了です。
サビはしつこい汚れだと思われがちですが、簡単に落とすことができます。
ステンレスを掃除するときの注意点
ステンレスを掃除するときの注意点は2つあります。
1つ目は強い酸性とアルカリ性のものを混ぜないことです。
例えば、塩素系漂白剤とクエン酸を混ぜて使ってしまうと有毒のガスが発生してしまいます。
そのため、掃除をする前に説明書を確認しましょう。
2つ目はスポンジで強くこすらないことです。
汚れをとるときは力いっぱいステンレスをこすってしまうかもしれません。
しかし、それはステンレスにとっては逆効果です。
なぜならステンレスを強くこすることで、傷ができ、その傷がサビや汚れの溜まる原因になってしまうからです。
スポンジでこするときは円を描くように優しく行いましょう。
ステンレスを綺麗に長持ちさせよう
いかがでしたか。
今回はステンレスの日頃のお手入れと特別な汚れに対するお掃除方法をみてきました。
ステンレスは扱いやすい素材ですが、油断をしていると汚れがたまってしまいます。
綺麗なステンレスを保つために定期的にお掃除を行いましょう。