毎日のお料理やお茶をいれるのに用いるやかん。
お水やお茶をいれているだけなので普段から掃除をすることは少ないのではないでしょうか?
お茶を入れっぱなしで放置という日もあるでしょう。
しかし、毎日使っているうちに汚れは蓄積されていきます。
そこで今回はステンレス製のやかんのお掃除方法を紹介していきます。
ステンレスのやかんが汚れる原因
そもそもステンレスのやかんが汚れる原因は何でしょうか?
やかんの外側と内側の汚れはそれぞれ違います。
外側の汚れは油の焦げ付きが原因です。
やかんに水しかいれていなくても、コンロの油汚れや他の料理をしているときに跳ねた油が、やかんの外側についてしまいます。
その油汚れの蓄積によって、茶色い油の焦げ付きができます。
やかんの内側の汚れの原因は水垢です。
この水垢は水道水に含まれるミネラル分が固まることでできます。
この汚れは、やかんに入っていた水道水が蒸発してしまうことで、ミネラル分だけが残ってしまい、それが時間をかけて固まっていきます。
ミネラル分は水道水の成分なので、身体に害はありません。
しかし、ミネラル分が多く固まってしまうとザラザラとして汚れが目立ってしまうので、こまめに綺麗にすることをおすすめします。
ステンレスのやかんの掃除方法
ステンレスのやかんの掃除方法を紹介していきます。
やかんの外側と内側では汚れの種類が異なるので、掃除の仕方も異なります。
それぞれについて紹介していくので、ご自身のやかんの汚れに合わせて試してみてください。
外側の汚れの掃除方法
やかんの外側の汚れは油の焦げ付きです。
そのため、普通の台所用洗剤では綺麗にすることができません。
油の焦げ付きを綺麗にするのに効果的なものは、重曹です。
重曹を使うと、重曹が油を吸収し、分解してくれます。
重曹は百均やホームセンターで簡単に手に入れることができるので、ぜひ試してみてください。
重曹を使った掃除方法は極めて簡単です。
まず、重曹がくっつきやすくなるようにやかんの外側全体を濡らします。
次にやかんの外側全体に重曹をふりかけます。この時、少し多いかなと思うくらいの量をかけましょう。
そして、そのまま30分くらい放置して待ちましょう。その間に重曹によって汚れが分解されます。
30分が経過したら重曹をこすりながら洗い落とすことで、やかんの外側がピカピカになります。
重曹で汚れを落とすことができなければ、焦げ落とし専用の洗剤やタワシを用いて綺麗にしてみましょう。
内側の汚れの掃除方法
内側の汚れは水道水に含まれるミネラル分が固まっていることが原因です。
この汚れを落とすのに必要なものはクエン酸やお酢などの酸性の液体です。
ミネラル分が固まってできた水垢はアルカリ性です。
そのため、酸性の性質を持つクエン酸やお酢を用いて綺麗にすることで、中和反応がおき、汚れを落とすことができます。
クエン酸やお酢を使った掃除方法は簡単です。
まず、やかんに水1リットルをいれます。
水1リットルに対して、お酢であれば大さじ2~3杯、クエン酸であれば小さじ1杯をいれます。
その後、やかんを火にかけて約10分程煮立たせます。
煮立った後、火をとめてそのまま中身を捨てずに一晩おきます。
翌朝、やかんの中身を捨てて、スポンジなどでこすりながら洗い流します。
乾いた布等で水分をふき取って、終わりです。
注ぎ口などこすることが難しい箇所は、いらなくなった歯ブラシ等を用いて磨きましょう。
また、酢を用いるときは部屋の喚起を忘れずに行いましょう。
部屋の中がお酢のにおいが充満してしまうので注意しましょう。
番外編として、お酢やクエン酸が家の中で見当たらない場合はレモンの皮をお勧めします。
レモンの皮にクエン酸が含まれているからです。
レモンの皮を用いるときは、沸騰させるのではなく、レモンの皮をスポンジの代わりとして擦るとよいです。
ステンレスのやかんの掃除の注意点
ステンレスのやかんの掃除方法をについて理解してもらえたでしょうか?
最後に掃除をする際に注意してほしい点を紹介していきます。
まず1つ目は洗い流す際にゴシゴシこすらないことです。
ゴシゴシこすってしまうと、やかんに傷が入ってしまいます。
2つ目は重曹をアルミのやかんに使わないことです。
重曹でやかんの外側を綺麗にできるのは、ステンレス製の場合のみです。
アルミのやかんに重曹をもちいると黒ずみができてしまう可能性があります。
やかんの素材を掃除の前に確認しましょう。
やかんを清潔に保とう
やかんを綺麗にする方法とその注意点について紹介してきました。
やかんは料理やお茶を沸かすときに使うもので、日常的に使用頻度が高いと思います。
身体に害がある汚れではありませんが、やかんを清潔に保つことで気持ちよく過ごせるでしょう。
やかんをピカピカの状態で保つには、日々の掃除が欠かせないです。
食器などを綺麗にするときにやかんを綺麗にする習慣をつけると綺麗な状態をキープできるでしょう。