ステンレスは耐熱性や強度に優れていて、錆びができにくため、便利ですよね
家の中を見渡すとステンレス製の物は多くあると思います。
しかし、いくら有能なステンレスでも長期間お手入れをサボっていたら、錆びができてしまうことがあります。
今回はステンレスに錆びができる原因やその掃除方法、予防策を紹介していきます。
ステンレスに錆びができる原因
ステンレスに錆びができてしまう原因は2つあります。
1つ目は、もらい錆びです。
これは錆びがついている金属をステンレスの上に長時間放置していると、錆びが移ってしまうことで起こります。
例えば錆びたヘアピンやカミソリ、キッチン用品などをステンレスの上に置いていないか注意しましょう。
2つ目は傷から錆びができることです。
ステンレスは傷つきにくい素材ですが、強く研磨したり、他の金属とこすれたりすることで傷ができます。
その傷によって表面のコーディングが剥がれて、水が溜まり、錆びができることがあります。
ステンレスに傷ができないように扱いには気を付けましょう。
ステンレスの錆びの掃除方法
ステンレスに錆びができてしまったときの掃除方法を紹介していきます。
5種類の掃除方法を紹介するので、錆びの状態や家にある掃除道具に合った掃除方法を選んでください。
赤茶色の錆びにはクエン酸を使う
赤茶色の錆びにはクエン酸を用いるのが効果的です。
クエン酸はスーパーやドラッグストアでみつけることができるので、家になくても簡単に手に入れられます。
まず、クエン酸水を作ります。
クエン酸水はクエン酸小さじ1に対して水200mlです。
そのクエン酸水をスプレーボトルに入れます。
その後、赤茶色の錆びの部分にキッチンペーパーをひき、上からクエン酸水を吹きかけます。
そこから1~2時間放置して、水で洗い流せば終了です。
黒色の錆びには重曹を使う
黒色になってしまった錆びには重曹を使いましょう。
重曹はスーパーやドラッグストアなどで手に入れることができます。
まず、ステンレスを綺麗に水とスポンジで洗います。
綺麗にしたあとに、錆びの部分に重曹をかけます。
それから10~15分後に水で洗い流せば終わりです。
重曹は粉末の他にスプレータイプとペーストタイプがありますが、どの種類でも問題ありません。
落とすことが難しい錆びにはクレンザーを使う
重曹やクエン酸でも落とすことが難しい頑固な錆びにはクレンザーを使いましょう。
クレンザーはスーパーやホームセンターで手に入れることができます。
まず、布やスポンジなどにクレンザーをつけます。
そして、クレンザーをつけた布やスポンジで錆びの箇所を優しく円を描くようにこすっていきます。
それでも落ちない場合は歯ブラシやタワシでこすっていくことをお勧めします。
錆びを落とすことができれば、水で洗い流して乾かしましょう。
必ず家にあるお酢を使う
クエン酸や重曹などの掃除道具が家にない場合はお酢を使うとよいです。
お酢は調味料として家に保管しているのではないでしょうか。
その調味料のお酢で錆びを落とすことができます。
まず、お酢と水を1:2の比率でスプレー容器に入れます。
そして、錆びの部分に吹きかけて、スポンジでこすっていきます。
錆びがあまり落ちなければ、酢の量を増やすなどして調節してみてください。
出来立ての錆びには歯磨き粉を使う
錆びができたてで、小さい場合には歯磨き粉を使うとよいでしょう。
掃除用の歯ブラシに歯磨き粉をつけて、錆びの箇所をこすっていきます。
そうすると歯磨き粉の研磨作用によって、錆びをとることができます。。
とれた錆びは放置していると、新たな錆びになってしまいます。
そのため、雑巾やティッシュなどで歯磨き粉ごと拭き取りましょう。
ステンレスの錆びを防ぐ方法
ステンレスに錆びを作らないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は4つの予防策を紹介していきます。
しっかり乾燥する
錆びができるのは水分が残っているときです。
そのため、錆びができにくいステンレスでもしっかり乾燥させることがポイントになります。
しっかり換気をしたり、水分を布巾でとったりして乾燥させましょう。
錆びを防ぐコーディングをする
錆びを防ぐための防錆材が販売されています。
ステンレス向きの防錆材を用いて、錆びを防ぐという方法があります。
このとき、ステンレスに使用しても良いかを使用前に確認しましょう。
錆びた金属を放置しない
もらい錆びをなくすために錆びた金属を放置しないように注意しましょう。
日常的に金属を長時間放置しないようにしていると、もらい錆びができることはありません。
塩素系の洗剤を使用しない
塩素系の洗剤はステンレスの表面を傷つけることがあります。
表面に傷ができると、錆びができる原因になるかもしれないので、塩素系の洗剤を使わないようにしましょう。
ステンレスを錆びから守ろう
今回の記事では、ステンレスに錆びができる原因、その掃除方法と予防策を紹介してきました。
錆びは見た目が悪く、良い印象を与えません。
なので、ステンレスの錆びを掃除し、綺麗な状態を保ちましょう。