ステンレスの流し台は、毎日の調理に欠かせないものですよね。
野菜やお肉など食材を扱う場所なので、清潔にしたいと思いませんか?
そんな人たちのために、ステンレスの流し台の掃除方法を紹介していきます。
汚れ別に掃除方法を紹介していくので、ぜひ試してみてください。
ステンレスの流し台が汚れる原因
まず、掃除方法を学んでいく前に、ステンレスの流し台が汚れてしまう原因を確認していきましょう。
原因を知ることで、その対策や解決策を考えることができます。
ステンレスの流し台の汚れの原因は4つあります。
それぞれの汚れを順番にみていきましょう。
水垢
ステンレスの流し台に薄いピンクや白っぽいもの、黄ばんでいる箇所はありませんか?
それは水垢かもしれません。
水垢は水道水に含まれるミネラル分や無機質成分が他の汚れと混ざって固まることでできます。
水が溜まる周辺にできやすいので、チェックしてみてください。
サビ
流し台自体にサビができにくいかもしれませんが、水栓金具や給水管が金属の場合サビができやすいです。
メッキ製品でもサビができるかもしれないので、確認してみるとよいです。
サビの原因は漆器や腐食性のガスです。
1度サビができると落とすことは難しいので、早めのうちに対処しましょう。
石鹸の残りカス
石鹸の残りカスは、放っておくとこびりついてしまい、落とすことが難しくなります。
石鹸の残りカスは脂肪酸カルシウムからできています。
石鹸の中に含まれている脂肪酸ナトリウムと水に含まれるカルシウムイオンが反応することで、カスができます。
白く固まっている箇所がないか確認しましょう。
油の汚れ
流し台に残った油を放置することで、油の汚れはこびりつきます。
残った油は光や熱の影響で酸化して、樹脂のようになります。
油がついた後、3~6カ月間放置していると、一般的な洗剤で落とすことは難しくなるので、早めに対処しましょう。
ステンレスの流し台の掃除に用意する物
ステンレスの流し台を掃除する前に必要な物を揃えましょう。
基本的にキッチンにあるものや、ドラッグストアなどで手に入るものなので、心配いりません。
必要なものは大きく分けて3つです。
まず、1つ目はクロスです。
これは、日常的なお掃除に使います。
流し台に水分があると、水垢や石鹸の残りカスができるので、それをクロスで防ぎます。
どんな掃除方法の後でもクロスを用いて、水分をふき取ってから終えましょう。
2つ目はスポンジです、
スポンジはどんなものでもいいです。
百均で売っているもので十分ですが、水を使ってこすると油や石鹸の汚れを落とせる特別なスポンジがあるので、それを購入するのもよいでしょう。
そのようなスポンジは「スポンジ研磨剤」と表示されていることが多いので、チェックしてみてください。
3つ目は洗剤です。
洗剤は汚れの種類によって分けます。
水垢汚れであればクエン酸、黄色いシミなどこびりついた汚れであれば塩素系漂白剤を用意しましょう。
以上のもので準備万端です。
ステンレスの流し台の掃除方法
では、これからステンレスの流し台の掃除方法を紹介していきます。
汚れの種類ごとに紹介していくので、ご自身の流し台の状況に合わせて試してみてください。
水垢の掃除方法
水垢の掃除には、水とクエン酸が必要です。
水100mlに対してクエン酸は小さじ1/2です。
その水とクエン酸を混ぜた液体を汚れている箇所にかけます。
そこから1~2時間放置して、スポンジで洗い流すことで綺麗にできます。
サビの掃除方法
サビの掃除には重曹とスポンジを使います。
まず、シンクを軽く水洗いして重曹を振りかけます。
そこから30分から1時間放置します。
その後、スポンジで洗い流します。
それでもサビが取れない場合は、繰り返して掃除をするか、クレンザーを使いましょう。
クレンザーは研磨力は強いので、洗い流すときは優しくこすりましょう。
石鹸カスの掃除方法
石鹸カスの掃除方法はサビの汚れ落としと同じ方法です。
重曹を用いて掃除をします。
もし、重曹で落ちきれない場合はセスキ炭酸ソーダを使いましょう。
セスキ炭酸ソーダはアルカリ濃度が重曹より強いので、石鹸カスを落とすのには効果的です。
セスキ炭酸ソーダを用いた掃除方法は重曹のときとほとんど同じです。
まず、セスキ炭酸ソーダの小さじ1杯を水500mlに入れます。
その液体を汚れがひどい箇所にかけて、10分ほど放置します。
その後、スポンジで軽くこすりながら洗い流して終わりです。
油の汚れなどヌルヌルとした汚れの掃除方法
油汚れを落とすには、重曹とクエン酸、ぬるま湯を用意します。
まず、ぬめりがある箇所に重曹1カップを振りかけます。
その上にクエン酸小さじ2をかけます。
その後、ぬるま湯1カップを少しずつ、加えていきます。
クエン酸と重曹が反応して、泡が発生しますが、無害なので問題ありません。
ぬるま湯をかけ終わった後、30分程置きます。
その後、お湯で洗い流し、終わりです。
それでも、汚れが残っている場合は使わない歯ブラシでこすったり、キッチンペーパーなどで拭き取ったりしましょう。
ピカピカの流し台を保とう
今回の記事ではステンレスの流し台の掃除方法を紹介してきました。
流し台は放っておくと汚れが溜まります。
清潔な流し台を保つために定期的にお手入れをしましょう。