お宮参りの着物は誰が準備する?着物の相場や柄の意味を男女別に紹介

お宮参り 着物 準備 子育て

お宮参りの着物を準備しようと思ってもどのように準備を進めたらよいか迷うことありますよね。

誰が用意するのか、着物の柄はどのようなものがいいのかなど着物を用意するだけでも様々な疑問がでてくるかと思います。

ここでは、赤ちゃんの着物は誰が用意するのか、着物の相場や柄の意味などを紹介します。

赤ちゃんの着物は誰が用意する?

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赤ちゃんのお宮参りの際に使う着物は母方や父方の実家の方が用意することが多いです。

昔は赤ちゃんの産着は母方の実家の方が用意するということが多かったようですが、最近ではあまり関係なくなっています。

実家の方ではなくパパママ自身で用意することもあります。

なので、お宮参りの着物は用意したい方が用意するという形で問題ないです。

お宮参りの準備をする際に両家の実家の方とパパママとで話し合いをしておくとスムーズにいきますよ。

お宮参りの着物の相場は?

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着物といえばお値段が張るイメージがありますよね。

お宮参りで使用する着物の相場は2万から20万となっています。

今だとネット通販でも着物が購入可能なので、安く済ませることもできるようになっています。

呉服屋で仕立ててもらう場合だと少し値がはることが多いようです。

レンタルのものよりも上質な着物が多いので、良い物を着させてあげたいと思ってる方におすすめです。

また、購入の際に「一つ身(0歳~2歳用の着物)」ではなく「四つ身(4歳~12歳用の着物)」にしておくと七五三のときも着ることができるのでおすすめです。

レンタルでもいいの?

購入ではなくレンタルの着物でもお宮参りは可能です。

レンタルの場合は3000円から25000円くらいが相場になっています。

レンタルなので購入よりも安価に済むのと、着物の保管管理が難しい場合にはおすすめです。

また、レンタルの場合は写真館などでの記念撮影とセットになってお得な値段設定になっていることがあります。

他にも宅配レンタルやクリーニング不要など様々なサービスなど手軽に利用できるものも増えています。

お宮参りの着物の柄と意味

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お宮参りの着物の柄や色は男女によって違います。

男女別に柄の意味があるので紹介します。

着物を選ぶときの参考になればうれしいです。

男の子の場合

男の子着物の色は黒、紺、紫、白などが一般的です。

着物の柄には縁起が良い吉祥文様がベースになることが多いです。

そこに、勇壮で威厳のあるものが人気です。

良く使われる柄は以下の通りです。

兜の柄には邪気などの悪いことから子供を守る意味があります。

また、兜は権威や高い地位を示すので、一家の長として立派に成長するようにとの願いも込められています。

鷹は遠くまで見通せる目を持つ鳥です。その鋭い眼光などから先を見据える、物事の本質を見抜くという意味があります。

また、鷹は鋭く大きな爪を持っているため1度掴んだ幸福を離さないといった力強い意味も含んでいます。

そして、鷹狩は権威の象徴でもあるので出世や大成という願いも込められています。

龍は中国ではすべての生き物の祖と言われている空想上の生物です。

力強い姿は威厳を感じさせます。

龍を使った柄は辰年生まれの男の子の縁起物として好まれます。

虎は出世を意味する柄です。

特に虎が吠えている様は虎の様に雄々しく、たくましく育ってほしいという願いが込められています。

竹林に住んでいるというイメージから竹と一緒に描かれることが多いです。

巴太鼓

巴とは勾玉のような形をした柄が渦を巻くように配置された柄のことをいいます。

家紋として使用されるほかに太鼓にも描かれることが多いため「よく鳴る」から転じて「(物事が)よく成る」として縁起物扱いされています。

宝船

宝船には字のごとく金銀や米俵や珊瑚など沢山の宝物を積んだ帆掛け船を指します。

船には新たな旅立ちや門出を祝う意味があります。

船にたくさん積まれた宝物は一生ものに困らないようにという思いが込められています。

また、宝船の柄には七福神も一緒に描かれることが多いです。

女の子の場合

女の子の場合は着物の色は赤、ピンク、オレンジ、白が一般的で、友禅模様が人気です。

女の子の着物の柄は気品と華やかさが溢れるものが好まれます。

御所車・花車

御所車とは昔の貴族が乗っていた牛車のことで女の子が玉の輿に乗れますようにという願いが込められています。

花車とは御所車に様々な花をあしらったもので、こちらは周りの人たちからのお祝いの気持ちが込められています。

毬とは今でいうボールのようなもので、昔は貴族が遊びに使っていたものです。

そのため華やかな柄の物が多く、その華やかさは気品や高貴を意味します。

そして、毬は丸いことから丸々と健康に育つようにとの願いが込められています。

また、毬は子供のおもちゃということもあって、子供を守るお守りといった意味合いも込められています。

鈴は神事などにも用いられるもので、神様へお祈りや願いが通じるように呼び掛ける意味があります。

そして、鈴の音は清い物とされており、魔物などの悪い者を払う効果があるとされています。

また、神様など良い物との縁をつなぐ力があるとされている縁起の良い物となっています。

熨斗(のし)・束ね熨斗

熨斗を束ねた柄は人との縁や繋がりに恵まれるようにという意味があります。

周りの人たちと幸福を分かち合い、幸せになるようにとの願いが込められており、熨斗の柄は男女関係なく使用されていたこともあります。

鼓とは古典楽器の一つで王朝文様と呼ばれていたこともあるものです。

男の子の巴太鼓と同様に音が「よく鳴る」から転じて「(物事が)よく成る」といった意味合いが込められています。

糸巻き

糸巻きとは糸を巻く器具のことを指します。

昔は糸を用いての作業が女性にとって大事な仕事の一つであったため女の子の着物の柄に選ばれることが多くありました。

そして、糸巻きから伸びる糸の様は長寿や子孫繁栄の願いが込められています。

まとめ

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  • 着物を買うのは誰でも大丈夫です。両家で相談して決めましょう。
  • 着物の相場は購入だと2万から20万、レンタルだと3000円から35000円となっているのでお家での管理が可能かどうか相談して決めましょう。
  • 着物の柄にはひとつひとつ意味と願いが込められています。子供の健やかな成長を思い描きながら選ぶのがおすすめです。

以上が、赤ちゃんの着物は誰が用意するのか、着物の相場や柄の意味などでした。

お祝いしたい気持ちはみんな一緒だと思いますので、どのような形でお宮参りをするのかをきちんと相談しておくとスムーズに事が運びやすいです。

赤ちゃんの健やかな成長を思い描きながら柄を選ぶのもいい思い出になりますね。

赤ちゃんが大きくなった時に記念写真を見て「この柄にはこのような思いを込めた」というお話をしてみるのもとてもいいかと思います。

あなたと赤ちゃんが健やかであるように応援してます。

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